こないだの土曜日、コープスブライドを観て来ました。 やはりティム・バートンの作品は、とても良いですね!! 最初のシーン、灰色の生者の町を蝶(蛾)を追った視点で展望しながらミュージカルに突入するオープニング、一気に引き込まれました。 やはりDVDでしかストップモーションを観た事がない私にとって、とても新鮮で、何回でも劇場に来ても良いな、とオープニングを観ただけで思いましたね。 そういえばこの作品、クリアファイルもそうでしたがとても蝶を意識していますよね。蝶で始まって蝶で終わりますもん。何か象徴的な意味でもあるんでしょうか? 最初の地味な色をした蝶と最後の白の柄がないけれどもとても美麗な蝶、これは生と死の対比のようにも思えますけど・・・ 終わり方にはとてもメッセージ性がありましたが、完全に客を納得させるものでもなかったです。皆で考えてください、みたいな・・・? でもこういうのはとても好きだったり★ (追記) 先程某氏に伺ったのですが、ヨーロッパの方では、蝶や白鳥など、空に飛んでいくものは死や霊的なものの象徴だそうです。やはりバートン監督もその辺を意識して蝶を前面に出していたのでしょうか? どうしてもストップモーション作品ですので、バートンさんの製作の「ナイトメア」と比べてしまいます。この作品はとても完成度が高いので、単独で観て楽しむだけでも十分面白いと思いますが、蛇足として比較をば・・・(自分がやりたいだけだったり まず、「ナイトメア」がキャラクターを立てる事を中心にして、核となるキャラクターには必ず専用の歌を容易しています。これはディズニー的な手法ですよね。「アラジン」や「美女と野獣」とかはとてもこれが顕著に現れています。 対して、「コープスブライド」では全てのキャラクターを立てる様なことはしていませんでした。スケルトンのミュージシャン(ダニー・エルフマン=ジャーック!!)や、エミリー(コープスブライド)などはとても印象深いミュージカルを演じてくれましたし、ヴィクター、ヴィクトリアの両親も冒頭でとてもノリノリで歌ってました(笑)しかし!ヴィクターとヴィクトリアの歌は全くないのです!勿論神父さん(クリストファー・リー)も。単にジョニー・デップやクリストファー・リーが歌えないだけだからとも考えられますが、彼らもプロです、やれと言われれば多分出来る方々です。それだけの大俳優です。私は主人公達に歌わせたくなかったんだと思います。二人共自己主張は殆どなく、とても控えめな性格です。そんな人たちが自分のアピールを進んでするでしょうか?ミュージカルには陶酔的なイメージがついて回ります。それはエミリーや陽気なスケルトンたち、強欲で自己中心的な両親ならばこそ出来る芸当ではないかと考えます。 結構堅くなってしまいましたね(苦笑 長々と書きましたが、最近の映画の中では相当な出来に入ると思います。短いながら、「チャーリーとチョコレート工場」よりも洗練された感じを受けましたし。 一押しですね!!是非映画館で観て来てください。 P.S.そういえばディズニーの最新作でチキンリトルなるものが公開されるそうです。微妙に可愛いので楽しみだったり。チキンラーメンのあいつに似てるかも・・・・(笑 長文駄文失礼しました。 コープス・ブライド 公式HP http://wwws.warnerbros.co.jp/corpsebride/
by SandyClause
| 2005-11-04 02:22
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